「はじめての特別支援学校 学級経営12か月の仕事術」を読んで 〜その1〜
いやあ、なんとも中学生の読書感想文の題名のようなタイトルをつけてしまいました。
このブログ、開設してからそれなりに経ちます。
しかし、今まで遊んでいたわけではありません。
実は特別支援学校の採用試験に向けてずっと勉強していました。
中学教員なので、「異校種の受験だから、2次試験くらいからのスタートかなー」
なんて余裕ぶっこいていたのですが、4月に受験要項を見ると、自分の状況では何の免除もないことが判明。何と一般試験で、専門教養や教職教養や一般教養など・・・・(懐かしい。。)を再度突破しなければならない、という事態に。
短期集中で勉強した結果、一次試験も二次試験も、一発で合格しました。(ちょいドヤ)
そんなわけですが、再度ブログを使ってアウトプットしながら、自分の力量を高めるというか、アウトプットするためにインプットを増やすというか、とにかく勉強のために再び更新を始めることにしました。
では、本題の「感想」について。。
まずこの本を手に取ったのは、自分が来年度着任した際に、まるで文化の異なるであろう、特別支援学校は一体何をするところなのか、より具体のイメージをもちたかったからである。もちろん、何をするところなのか、なんて愚問なのであるが、見通しをもって着任するのとそうでないのは雲泥の差だと思う。
読んだ感想としては、総じて、「通常学級と目指すものは何ら変わりない」ということだ。これは当たり前のような気もするが、障害のある生徒を受け持つということは、何も特別な教育を施すということでないのである。教育の過程の中で、個別対応や配慮するべき事項はあるかもしれないが、この本の内容自体は、すべての学級経営で重要視されるべき点が、季節ごとや月ごとに時系列で並べてあるだけである。
一方で、その中身は「これを意識して生徒、保護者、同僚と関わればほぼ間違いがない。」という重要なものばかりが挙げられている。
ついつい日常の忙しさで見失いがちな事柄を、ふと思い出させてくれるような良本だと思う。(特に初任者は・・・って来年度の自分か。)